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仕事に真摯に向き合っていれば、必ず誰かが見ている

小野寺 至(おのでら いたる)さん

株式会社湯沢タクシー顧問

勤続年数:33年



小野寺顧問に聞いてみました!

■入社のきっかけを教えてください

叔父さんがこちらで働いていたご縁で入社を志望しました。当時は寝台列車の往来や出稼ぎに出る人や戻る人たちの需要で朝晩関係なく多くの需要がありました。今と違い就労時間の定めもなく、頑張れば頑張るほどドライバーが稼ぐことができる時代でした。先輩からも厳しい激を受けることもありましたが、今振り返ると当時が業界の全盛期だったかもしれません。


■様々な苦労を越え学んだ教訓を教えてください

真面目に陰日向なく、言われたことは嫌がらずやってみることです。

入社したての頃は、子どもが幼く共稼ぎで苦しい時期でしたので無我夢中で働いていました。今の立場があるのは一介の運転手を引き上げてくれた会長が、影ながらわたしの働きぶりを観察されていたからではないかと思います。それ以外に理由を考えることはできません。やはり、真面目に、陰日向なく仕事に向き合う姿勢をどこかで誰かが見ているという気持ちで仕事に向き合うことが大切だと思います。


■ホームページで情報発信されるきっかけを教えてください

地方中小企業のタクシー会社でもホームページが必要だと感じたのは、情報社会への移り変わりがきっかけでした。地域の同業他社ではホームページを持たない事業者が多いため、その状況を懸念していました。その状況下で「お金を掛けてでもより良いホームページ作成してはどうか」とアドバイスを受けたことでホームページを作ることにしました。

親近感のある情報を発信したいという考えもあったためブログとして始めたのが「顧問のひとりごと」です。ホームページ開設当初の部長時代から書き始め当時は「部長のひとりごと」でした。今は時代に合わせたSNSでの情報発信のお誘いを受けており、ホームページのリニューアルも検討しています。



■職場の実際の雰囲気を教えてください

従業員がどう感じているかわかりませんが、乗務員、配車部門、管理部門、それぞれの立場で意見があると思います。従業員全員がいつも和気あいあいとしている会社は少ないと思いますし、仕事は仕事としてお互い理解し合うとこも必要ですし、その環境をつくることが会社の努めだと思います。コロナ前は花見や忘年会、社員旅行に行くことでコミュニケーションの機会を設けていましたが、今は難しい現状もあります。

時代の変化で「飲みに行こう」と上司が誘っても、若い世代がついてこないこともあります。価値観を越えたコミュニケーションが必要な時代になっていると感じています。


■秋田で暮らす中で感じる秋田の魅力を教えてください

俗に言われる「都会とは違う人との距離感」が魅力だと思います。

世帯数の少ない集落では生まれ育った幼い頃から知り合いであるなど、根強いつながり「地縁が深いこと」が都会との違いで、都会の人はその文化的違いを魅力と感じるのだと思います。

わたしたちが暮らす地域では外から訪れる人が極端に少ないため、最初はとっつきにくいかもしれないですが純朴な人が多く暮らしています。同じエリアでもところ変われば伝統産業が根付き、商売人気質や職人気質が強い地域もあります。このような地域文化が侵されず残っていることが魅力といえます。「まず、かたれー」「まんまけ」など、地域で根付いたおもてなしの文化も魅力の一つです。


■タクシードライバーのやりがいについて教えてください

どの仕事にも通じることですが「その仕事は嫌だ」と嫌がったり、避けたりすると見えてこないやりがいがあると思います。

一般的なタクシードライバーの仕事ではない、車椅子やストレッチャーでの高齢者の送迎をあえて避ける人もいるでしょうが、仕事に真摯に前向き合っていれば見ている人は見ています。それが収入にも繋がります。会社が従業員に求める姿勢もその姿勢ですから、与えられた仕事の中で自分のやりがいを見つけてほしいです。

車椅子やストレッチャーでの送迎は利用者さんにとても喜ばれます。確かにこれまで業務とは違う難しさもあるのですが、違った質の感謝の言葉を聞くことができる仕事の機会です。タクシードライバーに求められる仕事が多様化する中で、新たなやりがいになっていると思います。


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取材:渡邉健太

取材日:2022.08.29



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