所長の部屋『ゲスト:天野 杏さん(仮名)、安部 来瑠美さん』

第五回目のゲストは、





           


  





天野 杏(あまの きょう)さん(仮名)         

千葉県出身 大学 4年生













安部 来瑠美(あべ くるみ)さん  

兵庫出身 大学3年生 


(以下、敬称省略)


お二人は2020年夏、秋田県羽後町で『採用戦略の柱となるWebサイト作成』という実践型インターンシップにオンラインで参加されました。

インターンシップのご経験やその後の活動から高校選択までを振り返るお話をお伺いしました。


今回も研究員の播磨菜月(国際教養大学 4年生、2021年4月から7月末の間、NPO法人みらいの学校でインターンシップ)と一緒にインタビューしました。


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所長)本日はよろしくお願いします。

では早速ですが、お二人は地元の中学校に通われていましたか。


天野)私は中学生の間に転校しています。1年生のときは地元の千葉県の中学校に通い、2年生から福岡県の中学校に転校しました。千葉では吹奏楽部に所属していたので、福岡でも吹奏楽を続けたいと思っていましたが、転校先に吹奏楽部がなかったため音楽部に入部しました。音楽部は合唱がメインの部活だったため、少しがっかりしたのを覚えています(笑)


安部)私は小学生のとき、父の転勤の都合でシンガポールへ行き、その後、地元の兵庫県に戻ってきましたから、中学校は地元の学校に通っていました。


所長)二人とも転校を経験されていたんですね!

では、高校はどのように選びましたか。


天野)地元の千葉県に戻るか、母方の実家がある大分県に行くかで迷っていましたが、県をまたぐ公立高校の進学は難しいと感じ、福岡県内の高校で志望校を考えることにしました。

先程、音楽部は合唱がメインで少しがっかりしたとお話しましたが、高校進学する頃には合唱に熱中するようになっていたので、高校でも合唱を続けたいと考えていました。

合唱部のある高校で絞ると、共学の公立高校と私立の女子高校の2校となり、女子高校の雰囲気に魅力を感じそちらに決めました。


菜月)部活動を基準に高校選択したということですね。

女子高に魅力を感じたということですが、実際はイメージ通りでしたか。




天野)入学する前は、おしとやかな雰囲気だと思っていたのですが、イメージと違っていました(笑)

体育祭などは、みんな本気を出して競技していました。


菜月)イメージと違っていても楽しい学生生活を過ごされたのですね(笑)

安部さんはどうでしたか。


安部)地元には高校が4つありました。隣の市には地元より高い偏差値の高校があり、その高校を志望しましたが結果として落ちてしまい、地元の公立高校に進みました。


所長)天野さんは部活動で高校を絞っていましたが、安部さんの選択の基準はどのようなものでしたか。


安部)偏差値の高い進学校に進みたいと考えていました。

入学した地元の高校も勉強に力を入れており、文化祭も賑やかで活発なイメージを持っていました。


所長)進学校に進みたかったということは、高校進学の時点で、大学への進学を考えていたのですか。


安部)高校受験の時点では、ぼんやりですが考えていました。


所長)天野さんはいかがですか。


天野)私もそこまで考えていませんでした。

通っていた高校は、大体の生徒が大学進学していたので、なんとなく進学すると思っていました。


菜月)周りの友人は大学進学する人が多かったですか。


安部)高校の友人で就職する人はいなかったと思います。


天野)高校の友達には就職する人はいませんでしたが、中学時代の友人で考えると、就職した人は半数ほどいたと思います。


所長)地域によって進学率に差があるかもしれないですね。

普通科だと2年生で文系と理系に分かれますが、お二人はどうでしたか。


天野)高校で文理分けはありませんでしたが、自身は文系寄りだったと思います。

理系での進学を希望する生徒が補習を受けられる仕組みがありました。


安部)私は理系に進みました。物理と生物のクラス選択があり生物を選びました。生物を選択した生徒は、栄養学を活かせる仕事や看護師を目指す人が多かったです。クラス分けされるとほとんど女子でした(笑)。


所長)部活は何かされていましたか。


安部)中学はテニス部でしたが、高校ではバドミントン部でした。どちらも女子が多くて楽しかったです。


所長)高校生活では進路を決めなければならない時期がやってきますよね。大学や学部をどのように絞っていかれましたか。


安部)自分の伸ばしたい学力を伸ばせる学部で探していました。その中で魅力を感じたのは、建築デザインと理系を融合した学部でした。理系の知識だけでなく文系の知識も学べることが魅力で、その学部を目指していましたが、センター試験の点数を鑑みて、理系に絞り志望大学を変更しました。

前期試験では合格できず、後期では進路選択に悩んでいました。受験勉強を頑張ってきましたから国立に入りたいとう気持ちが強かったのですが、両親から私立も視野に入れたほうが良いとアドバイスを受け、現在通う関西大学に決めました。


菜月)第一志望に進めれば良いですが、そうでなかったときは焦りが出ますよね。

今は社会学部ということですが、選択理由は何でしたか。


安部)将来やりたいことがはっきりしていませんでしたので、幅広く学べる社会学部にしました。


菜月)天野さんはいかがでしたか。


天野)私は、専門学校か大学かで決めかねていました。「できるだけ高いレベルを目指してはどうか」と親からアドバイスを受け、大学への進学を決めましたが、大学受験へ向けた動き方が全く想像できませんでした。

ただ、できるならば地元の関東の大学に進学したいと考えていたので、担任の先生にその思いを伝えると、指定校推薦で進学できる候補をいくつか提示していただけ、その中に現在通う大学がありました。入学時に学科や学ぶ分野を決定せず、1年次はさまざまな学問に触れ、2年次以降で学科を決定できるという仕組みやリベラルアーツ教育が、まだやりたいことが決まっていなかった私にはとても魅力的に感じられました。


菜月)わたしもやりたことが決まっていなかったので、リベラルアーツを推進する国際教養大学で幅広く学びたいと考え志望しました。


所長)なるほど。入学後どのように学科を選びましたか。


天野)今は哲学科で学んでいますが、1年次は幅広い分野の中で史学科に興味を持っていました。学科説明会に行きましたが、歴女的熱意のある学生ばかりで圧倒され、興味だけではついていけないと断念しました。その後、哲学科の説明会で説明くださった方のお話の「哲学に答えはない、哲学は恋する心」という考えに興味をもち哲学科を志望しました。


所長)大学進学の時点でやりたいことがしっかり見えている学生は少ないかもしれないですね。


天野)私の大学もリベラルアーツの大学なので、少ないように感じます。


所長)安部さんは大学入学までにたくさんの苦労があったようですが、その中で気づきなどありましたか。


安部)高校までは、テストの点数が評価基準の大半を占めていましたので、良い点数を取れるよう頑張っていました。大学入学後に基準は一つではないと気づき、自分の伸ばしたい力を伸ばすことに時間を使っています。


所長)そうですね。基準や価値観はひとつではなく、たくさんありますものね。

ところでお二人ともアルバイト経験があるとお話しされていましたよね。アルバイトの経験から得られるものは何だと思いますか。



安部)今は地元兵庫県の食材を使った料理を提供するレストランで働いています。そこでは、今まで知らなかった地元のおいしい食材を知ることができています。常連のお客様が多いので、相手が喜ぶようなお声がけなど人との接し方や繋がりという部分で学びが多いです。食事の提供時には食材の説明をするのですが、いかにお客様を退屈させずに引きつけて説明するかを考え接客しますので、プレゼン力も磨けています。


天野)私はカフェでアルバイトをしていましたが、アルバイトだけでお店を回す時間が多かったので、自分で考えて動くことが多かったです。その為、臨機応変に対応する力や常識を知った上で求められる対応ができるようになったと感じています。


所長)社会人として必要な知識や対応がアルバイトの経験から得られたということですね。

お二人は小野建設さんのインターンシップが、初めてのインターン経験でしたよね。たしか『地域ベンチャー留学』からの流入だったと思いますが、参加の動機やきっかけを改めて教えてもらえますか。


安部)私は都市部育ちですので地方に興味がありました。地方で何か体験できることがないかと探していたところ『地域ベンチャー留学』を見つけ参加することにしました。


天野)私はSNS広告を目にしたことがきっかけで、とりあえずやってみようと思いフェアに参加しました。フェアは想像以上に参加学生が多く、同世代の学生がすでに行動していることに驚きました。ですが同時に負けずに頑張りたい思いも湧き上がり、インターンへの参加を決意しました。


菜月)インターンシップを振り返ってみていかがですか。


天野)参加したインターンシップはオンラインでしたので、直接お会いしたことのない方々と一緒に一つのプロジェクトを進める貴重な経験でしたし、オンライン上でコミュニケーションを取る大変さを知りました。一つ印象に残っている出来事は、従業員の方々にアンケートを取る際、Google フォームに記入いただくことにしたのですが、従業員のみなさんから接続や操作の方法に戸惑いの声が上がったことです。自分にとって身近なものでも、相手にとっては身近でない場合もあることを知り、配慮や説明の大切さを改めて感じました。


安部)私は企画内容に自分の意見を反映させられたことが自信に繋がりました。これまで、自分の意見を主張することを苦手としていましたが、今回のインターンは業務の幅が広く、一人ひとりが積極的に取り組まなければいけない環境に身を置けたことがプラスになりました。また、受け入れ先やコーディネーターの方と業務時間以外でも交流する機会があり、参加して良かったと感じています。


菜月)成長を感じられた機会になったのですね。

ここからは就職活動についてお伺いします。平野さんは既に内定をいただいたと聞きましたが、応募先となる企業をどのようにして選びましたか。


天野)『転勤がないこと』『週末の休みが確約されていること』など、自分自身が譲れない条件を出して、募集している企業と照らし合わせ絞りました。また、業界は特に決めず『興味を持てる事業であるか』『その企業の商品やサービスを利用したいか』という観点でも見ていました。


所長)絞る条件を決めることは案外難しいと思いますが、天野さんは条件を決めることができたのは様々な経験を経て自分の軸が形成されていたということですね。

安部さんは3年生の夏を迎えますが、就活はこれからですか。


安部)働きたい業界、就きたい職種などで悩んでいる最中です。まだまだ経験が足りないと感じていることもあり留学に行きたいと考えていますが、両親は反対で説得を試みています。


所長)コロナですか。


安部)はい。それが心配の種だそうです。就活を始める時期ですが、学生生活でまだやり残したことがあり、就活にも打ち込めない心境です。今夏は留学へのステップとしてオンライン留学も視野に入れ動いています。


所長)行きたくても行けない状況が辛いですよね。

お二人は将来ビジョンなど描いていますか。


安部)しっかりと描けていませんが、将来、海外に住みたいという考えは持っています。

直近では、大学生活でやりたいことに全部挑戦したいです。


天野さん)私もしっかりとは描けていません。ですが生き方として、選択に後悔したくないので、場面や瞬間ごと良く考え選択し良い未来に繋げたいと思っています。

社会人になり、良い友人や結婚相手との出会いがあるかに不安はありますが…(笑)


所長)社会人になると属するコミュニティが変化するので不安を感じますよね。

高校生から大学生になるタイミングでも同じことがあったと思いますが、そのとき心掛けていたことなどありますか。


天野)人間関係で心掛けていたことが2つあります。1つ目は、愛情表現を大事にすることです。大学では高校までと違いクラスというコミュニティがありませんので自然と仲良くなる機会がなく、仲良くなりたい人に自分から声をかけていかなければ全く伝わらないと気づきました。

2つ目は本音で話すことです。自分から本音を話すことで、相手も本音で返してくれると感じています。ある程度の関係性は本音で付き合わなくとも成立しますが、深めるために一歩踏み込んで話すと相手も心を開き、新しい一面が見えることに面白さも感じています。


所長)おっしゃる通りですね。わたしは衝突を避けるため本音を出さないことも多くなりましたが、本音を出さないと価値観の合う人に出会えないですよね。


安部)平野さんの話を聞き、私も取り入れたいと思いました。今までを振り返ると、共通の何かがある人と仲良くなっていると感じます。自分が興味を持つ集まりがあれば積極的に参加しているので、共通の興味があると自然と仲良くなれると感じます。自分のキャラを作り本当の自分を隠すのではなく、素も好きなことも表に出していくことが大事だと思います。



菜月)すごく共感します。

では最後の質問です。お二人は現在まで、高校選択や大学選択などたくさんの選択をされてきましたよね。そのような場面で大事にしていることをお聞きかせいただけますか。


安部)私は2つあります。1つ目は、引っかかりを感じる選択肢を選ばないということです。メリットがある選択肢を選ぶのはもちろんですが、直観的に気になることがあればメリットがあっても選択しないです。もう1つは、振り返ったときに後悔しないことを大事にして選択しています。


天野)私は妥協しないことです。例えば、自分が興味のある企業があれば謙遜や遠慮せず、まずエントリーします。もし自分に向いていなければ相手が教えてくれますし、結果的にご縁のある方向に行き着くことができますので、自分に妥協せずに選択してきました。


菜月)なるほど、私もこれから就活があるので参考にしたいです。

本日はありがとうございました。


所長)ありがとうございました。


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お話の中にでてきた、お二人が参加されたインターンシップ、地域ベンチャー留学については以下確認できます。


お二人が参加されたインターンシップについて

https://www.project-index.jp/intern/20386


地域ベンチャー留学について

https://cvr.etic.or.jp/


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