所長の部屋『ゲスト:髙橋佑佳さん(第2話)』


第一回目のゲスト、

髙橋佑佳(たかはし ゆうか)さん



秋田県湯沢市出身、湯沢市在住

現在、NPO法人みらいの学校で主に、UGONEWS【ウゴニュー】の記者を担当、フリーのライターとしても活動し、取材や執筆のお仕事をされています。



第1話は、高校や大学の進路選択、就職活動をどのようにされたかについてお話しをお聞きしました。

まだご覧でない方はコチラから


第2話は、働きだされてから現在の活動へどのように動かれたのか?に迫ります!


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


所長)働きだして、最初の会社は何年いました?


佑佳さん)1年9ヶ月くらいです。


所長)その期間で自分が思ってたようなまちづくりのことなどできました?


佑佳さん)会社に入る前までは、まちづくりの外側しか見えていなくて・・・・。入社してから事業の内側を初めて知って「現実って違うんだな〜」って純粋に思いましたね(笑)

キラキラした憧れのように見えていたものが、実際の仕事や内部のことが分かって、やっぱりまちづくりって簡単じゃないんだなっていうのはとても感じました。


所長)そうですよね。農業で収穫するところが一番魅力的なところだけど、そこに行き着くまでがひたすら長いみたいな話ですね。

それで実際そういうところが見えて現在に至るわけなんですが、そこからはどうでした?


佑佳さん)当時は広告の企画営業を担当していたんですが、お客さんの代行でブログを書く機会もあって、書くのが楽しいってことに気づいたんです。そこから楽しいと思えることを仕事にできないかなと考えるようになって、クラウドソーシングサイトというものの存在を知り、少しでも自分の文章で稼いでみたいと思ったのでライティングに挑戦してみました。そしたら思ったよりお金になるってことが分かったので、副業としてライター活動もしていました。そのとき、これだけ夢中になれるならこれを仕事にしたいって思ったんですよね。

それで前職を辞める決意をしたタイミングでちょうど・・・。


所長)みらいの学校からスカウトみたいな?


佑佳さん)はい。声を掛けてもらって「これだ!」と思って、今に至ります。



所長)当時、働きながら副業としてライター活動して、もっと力を付けていくっていう選択もあったと思うんですが、辞めたいっていう気持ちもあったんですか?


佑佳さん)辞めたいと感じた一番の理由は、自分が会社で全く役に立てていないと感じてたことですね…。自分なりに努力はしていたつもりだったんですけど、努力したからといって成長できない部分もどうしてもあって…。

会社のみなさんは頑張れって応援してくれたんですけど、これだけやってもできるようにならないんだったら、もっと力を発揮できるかもしれないところで戦った方がいいのかなと思ったので、ライターにシフトする決意をしました。


所長)力を入れたい方に舵を切ったということですね。

社会人1~2年目は、まだまだ成長過程で、長く働いてる人や仕事ができる人とも差があるじゃないですか。それをひたむきにやるっていう選択もありますけど、それでもライターの方をやりたくなったということですか?


佑佳さん)そうですね。石の上にも三年とはよく言いますが、誰にでもどうしてもできないことってあると思うんです。前職ではそう感じる部分が多くて、そのせいで会社のみなさんに迷惑を掛けていたことが本当に申し訳ないっていう気持ちが大きかったです…。会社としては、当然成長してほしいという思いがあったと思うんですけど、できない自分に対して辛くなってしまって。それで力を発揮できる可能性のある分野にシフトしたいと思ったんです。


所長)今の職場で働き出して約5ヶ月ですが、どうですか?


佑佳さん)今はやりたいことをやらせてもらっていて、すごく恵まれた環境にいると感じています。「こういうこと興味ない?」ってどんどん声を掛けてもらえて、大体それが興味のあることなので、とにかく毎日が楽しいです。


所長)うんうん。とは言え、今の仕事って大手の会社と違って安定ってのは、ないじゃないですか。そういった面で人生設計というか、何年か先まで見てます?


佑佳さん)何年も先までは見据えていなくて、とにかく今自分がどうしたいかを中心に考えています。以前は石橋を叩いて渡るタイプでしたが、今思えば叩きすぎて石橋を壊していたこともあったなと感じています。そうやって自ら機会を捨てているのがもったいないなと思うようになって、だったら叩かずにとりあえず目の前の石橋を走ってみようっていう考えに変わりました。これからのことなんて正直分からないし、落とし穴に落ちることだってきっとあると思うんですけど、そのときもこれまでのように這い上がるために何かしらのハシゴを探すんだろうなって思います。だから、今は今に夢中になっていようかなって。


所長)なるほどねー。ただ社会人って学生みたいに何年で次のステップに行くみたいな期間で区切られることがないじゃないですか。なので自分で作っていくと思うんですけど、1年後、3年後とか、何か想像してないですか?


佑佳さん)う~ん。まだ人生の分岐点をしっかりと決めるというのは出来ていないんですが…。今、自分で運営しているブログの収益化を進めていて、1年後にはこのくらい稼ぎたいというような目標なんかは持っていますね。




所長)今は生意気なこと言っていますが、そうゆうの私には当時なかったんですがね…(笑)

もちろん今は、この先何年とか、事業単位など、様々な視点で考えるようになりましたけど。


佑佳さん)逆に気になりますね(笑)


所長)さっきの石橋を叩いてって話は、突っ走らないといけない時や、叩かないといけない時も逆にあると思うんです。

自分で立てた人生計画ってスケジュールに沿って進めてくことは大事なんですが、計画通りにいかないことが多く、その計画は方程式を用いて答えがでるみたいに絶対解があるわけでもなく、振り返った時に自分が納得できてるかの納得解みたいなものじゃないですか。


佑佳さん)うんうん、確かに。


所長)途中を振り返ってみたら自分は失敗だらけだったと思うんですが、佑佳さんは、現時点から過去を見た時、あの時やってたら良かったなと思うこととかあります?


佑佳さん)大学生のときに参加したインターンシップで、たくさんの社会人の方と出会う機会があったんですが、今思えばもっといろんな社会人の方と繋がりを持てていたら良かったのかなと。興味のあることをやっている人や気になる仕事をしている人にもっと積極的に出会うことができていたら、人生の選択肢が今よりも、もっともっと広がっていたのかもしれないなと思います。



所長)就活では採用募集してない会社に自分からアプローチしてたのに(笑)

当時を振り返って、なぜできなかったと思うんですか。


佑佳さん)その当時の自分としては結構動いているつもりだったんですが、今振り返るともっとできることってたくさんあったんじゃないかな〜と思います。


所長)そういうことね。まぁ見ず知らずの人に連絡取るのは勇気が必要ですよね。自分は仕事だからやれてるっていうのはあるなと思ってます。

以前言ったと思うんですが、こう見えて人見知りなのでね(笑)


佑佳さん)その話、前にも聞いたことがある気がします(笑)


所長)そうそう。スイッチオフになったら自分から全然行かないです(笑)

見ず知らずのとこにアポイントを取るって、未知なる世界に踏み出すみたいにハードルが高いんですよね。佑佳さんは思い切って踏み出した側だと思うんですが、今はどうやってモチベーションを維持してます?


佑佳さん)一番のモチベーションになっているのは、周りに嫌々仕事をしている社会人の方があまりいないことだと思っています。もちろん好きな仕事にも大変なことはたくさんあると思うんですけど、仕事を楽しんでいる人たちはどんな仕事に対してもワクワクを見出せているっていう前向きな印象をすごく感じるんですよね。そういう人たちに出会うまでは、仕事は生活のために我慢してやらなきゃいけないものだっていうイメージしか持っていなかったので、それが社会に出たら当たり前だって勝手にイメージしてしまっていました。でも大変なこともありながら楽しんで働いている人たちがいるっていうのを知ったとき、私もそっち側の人間でありたいと思うようになりました。人生の中で大半を占める仕事の時間をもっと有意義なものにしたいと感じたんです。

私みたいに仕事を辞める決断をすることで生活に支障が出る可能性だって当然あると思うんですが、モヤモヤとした状態で仕事を続けるよりは、いっそ食べれなくなっても一度目の前の仕事を手放した方が良い場合もあるっていう考えも持っていたので、そういう考え方がモチベーションになっているのかもしれませんね。


所長)価値観が変化したということですかね。そういう考えは就職する前から持っていたわけではないでしょ?


佑佳さん)そうですね、就職する前はさすがにそこまで考えていなかったです(笑)




所長)社会に出て2年も経たないうちに価値観が変わったということなんですが、そのきっかけは何でしたか?


佑佳さん)前職では営業を担当していたので、お客さんの経験談なんかを日々たくさん聞くことができました。そこで色々な生き方を知り、この仕事に縛られない方向性も選択肢として見えてくるようになったんです。もっと別の世界もあるじゃないかって。そのことに気づいたのはかなり大きかったです。


所長)あれですね「いくつ?若いなあ~、なんでもできるな~。やっといた方がいいよ。」みたいな。


佑佳さん)もちろんそう言ってくれる方もいましたし、逆にひとつの仕事を続けることに価値を置く方もやはり少なくなかったです。


所長)価値観って多様ですからね。

世間一般的では「ひとつの会社で長く働く」「数年で辞めるなんて…」みたいな価値観をお持ちの方もいますし、安定って話をする人もいるわけですが、仕事を辞めることに対して親の反対などなかったですか?


佑佳さん)母は何度か転職を経験していたこともあって、「やりたいことがあるんだったらやってみたら?」と言ってくれました。父は、高校を卒業してからずっと今の会社で働いているので、どちらかというと「もう少し続けてみた方が良いんじゃないか」っていう考えでしたが、父もずっと同じ会社で働いていて思うところがあったようで。別の仕事を経験する価値についても語ってくれました。両親とは、仕事を辞める理由が前向きな理由であれば応援するという意向を確認できたので、当時は少し勇気をもらいましたね。



所長)ただ単に、嫌だとかは考え直してっていうことですよね。一時の気の迷いなんでしょ。みたいな(笑)


佑佳さん)そうです(笑)

次にやりたいことがあってそれに向かって行くために辞めるんだったら良いけど、今の仕事が嫌だから辞めて、その後のことを決めていないんだったらもうちょっと続けてみても良いんじゃないかっていう話をしてくれました。


所長)うん。応援してくれるっていうのはありがたいですよね。価値観って貫けば貫くほど孤独になっていって、それがモチベーションに繋がったりもするんですが、認めてくれる人がいるっていうのも大事ですよね。


佑佳さん)うんうん、そうですね。


所長)転職を考えている人や、子育てが落ち着いて働き出す女性、これから社会に出る学生など、就職って色々なパターンがありますが、なにか伝えたいメッセージはありますか?


佑佳さん)私が今回お話したことはあまり参考にならない内容もあったかもしれませんが、どこかタイミングで、自分が興味を持っているワクワクに足を向けるフェーズがあってもいいのかなと思います。今の仕事を辞めていきなり独立するなんてことまではしなくても、私が副業でライターを始めたような感じで、ちょっとだけやってみる、一歩だけ前に進んでみるみたいな。そうしたら、その一歩が次の仕事に繋がるきっかけになる可能性だってあると思うので。



所長)人生の選択に正解は無いからねー。でもやっぱり人間って正解を求めたがるんですよね。正解って言われた方が安心するし、例えば「親が言ってるから」って自分を納得させてる部分もあると思うんですよね。人生は平坦ではないので振り返ると色々あるんですけど、その振り返れる経験を積むことが大事だと思うんです。振り返ったら、しんどかったときの方が頑張ったと思えることじゃないですか。


佑佳さん)うんうん。


所長)数年後、振り返って今の選択が間違ってなかったと思えれば良いですよね。

是非、頑張ってください。どうもありがとうございました。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


佑佳さんが、NPOみらいの学校で担当されている、UGONEWS【ウゴニュー】は、以下のURLからご覧いただけます。


https://ugonews.jp/



取材日:2021年5月19日

65回の閲覧0件のコメント

関連記事

すべて表示