株式会社クツザワ

秋田県の活人化を目指して

取材:阿部 唯

取材日:2021.08.23

1980年の創業から金属加工を生業とされ、主にFA機器部品の製造や、金属の鏡面研削加工を行っています。加えて自社の強みである自働化への改善で蓄積したノウハウを生かしたロボット事業も新たに立ち上げておられます。経済成長により工場での作業を自働化するニーズが高まった中国にも進出し蘇州に工場を設立、現在は金属加工と共に産業用ロボットの導入に向けた装置開発、部品製造、組立のほか、自社の改善手法を用いての工場診断などトータルサポートを提供されています。

関東圏を中心に県外との取引きが多く、地域の事業者に対する経済的波及効果も高い企業であることから、地域経済の成長を力強く牽引する事業者として、県の地域未来牽引企業に選ばれています。さらに、2018年には健康経営優良法人の認定を取得し、本年度は健康経営優良法人の上位500社に入りました。「求めよさらば与えられん」という社是のもと、会社一丸となり能動的に行動し、世の中、人、そして自分のために人生を楽しんで過ごすことや、心の広い大きな人になることを基本理念とされています。若者はもちろん、定年を迎えても働くことを希望される方や、介護で限られた時間しか働けない方など、多様な人材を受け入れて共に働く寛容な精神を持ちたいという社長様の意志のもと、多様性を受け入れる会社を目指されています。


※Factory Automation/工場などにおける生産ラインや検査を自動化するシステム





1.社内一貫生産による短納期対応

一品一様の受注増加、より早くというお客様のご要望にお応えするため、いかに短納期対応ができるか日々改善に取り組まれています。作業時間の分析により、一人一個流しによる効率化や治具の改良による作業時短など、改善を積み重ねてきた結果、自動化やロボットの導入も進み、より効率良い生産が可能となっています。現在は最短2時間で発送までを完了させられる強みも持っておられます。


2.改善を活かした自働化の提案

生産性向上のため、やみくもに自働機やロボット導入を勧めるのではなく、まずは人と機械の作業時間を分析し効率化できる部分に対し、作業が速い従業員の仕事を全員が標準的にこなし効率を上げる標準化をすすめ、その後、標準化を機械作業化する治具化、そして一定の作業を自働化するための自働機やロボットの導入といった3つの段階に分け、ニーズに合わせた提案をおこなっている。


3. 健康経営

いつも元気に働いてほしいと、従業員の健康維持につながる取り組みをすすめておられます。社員食堂の食事の栄養管理、社内で歩幅を広げて歩く意識改善など、身体の健康に繋がることはもちろん、従業員同士が感謝の気持ちをメッセージで伝える「ありがとうカード」を導入し、心の健康ケアにも取り組んでおられる。今後は万病のもととなる歯周病の予防検診を実施することも計画されています。




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