廃校からはじまるみんなが主役のクラブづくり
取材:鈴木梨央
取材日:2021.02.24
NPO法人こまちハート・オブ・ゴールドは、地域住民に対して、スポーツ・レクリエーション・カルチャーに関する事業を行い、生涯にわたる豊かなスポーツライフの実現を目指し、スポーツを通して国際的な社会貢献に寄与することを目的として設立されました。最近では、スポーツ以外の活動も展開することで新規の利用者を増やされています。
平成30年には、雄勝地区の公民館事業から生きがいづくり教室の依頼を受け、地域に根付いた活動をおこない令和元年度には文部科学大臣表彰を受けるなど周囲からの信頼や評価も獲得されています。生きがいや楽しみを得られるコミュニティを作ることで、自分らしい生き方を自分で選択できる環境づくりにも取り組まれています。
子供たちには夢と楽しみ、今まで活躍してきた人たちには生きがい、我々と志を共にして一緒に活動してくれる仲間たちとはワクワクを共有し、地域住民が誇りと自信の持てる社会を創る。このようなミッションを掲げ、みんなが主役となれるクラブづくりを目指されています。
1、拠点として廃校を活用しています
廃校となった旧秋ノ宮小学校は「湯沢市雄勝スポーツセンター」として利活用され、この指定管理を法人が受け、活動の拠点となっています。
施設内のレンタルスペースには、アリーナ・活動室・会議室、レンタル用具には各種ニュースポーツ用具を取り揃えられています。活動内容は法人独自の企画事業以外にも、公民館から委託された登山や創作教室等、スポーツ以外の分野にも取り組まれています。
2、子供からお年寄りまで楽しめます
「子供たちには『夢』と『楽しみ』を!」「今まで活躍してきた人には『生きがい』を!」をミッションとして、全ての世代の活躍を応援されています。 事業内容もスポーツスクールや、まちなかウォーキング、歴史散策等、幅広く実施され、利用者の好みに合わせ興味のあるものをご利用いただけます。
事業やサークルは、子供からお年寄りまで楽しめる工夫をなされています。
3、スポーツにとらわれないまちづくり
地域住民・行政・学校・企業を繋ぎ、観光・教育・福祉・産業等、分野を超えた一体的なまちづくりを推進しておられます。
地元と他県の高校がお互いに学校や地元のPRをプレゼンし交流することで関係人口の構築や地域の活性化を目指す取り組みなど、スポーツ環境を提供するだけでなく、様々な分野を掛け合わせたまちづくりを推進されています。
企業情報
団体名:NPO法人こまちハート・オブ・ゴールド
事業内容:社会教育/まちづくり/学術・文化・芸術・スポーツ/国際協力/子供の健全育成
設立:2005年04月01日
代表者:藤原寛文
従業員数:5名
所在地:秋田県湯沢市秋ノ宮字中島365番地
HP:https://komachi-hog.sakura.ne.jp/
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